こんにちは、よしのです。
本日も当ブログにご訪問いただきありがとうございます!
今回のテーマは『ハムスター用ケージの選び方』です。
ハムスター用ケージはどれがいい?
ハムスター用のケージには、カラフルなものから遊び場がついているものまで、たくさんの種類があります。そして値段も3千円くらいの物から2万円を超える物までピンキリです。
初めてハムスターを飼う初心者の方にとっては
選択肢が多くてかわいい!
でも選ぶにもひと苦労ニャ・・・
と感じてしまうのではないでしょうか。
とはいえケージを選ぶときの基準は、ハムちゃんが安全で快適に過ごせることにあります!
・健康を保てる環境か?
・退屈や運動不足にならないか?
・できればお部屋のインテリアにも合わせたい…!(心の声)
などなど・・・。
そうした条件をふまえると、チェックするポイントとしては
1.素材と大きさ
2.付属するパーツ
3.色やデザインの好み
これらの3つが重要になってきます。
このブログでは3つのポイントの中から、1と2を選ぶときのヒントになる情報をまとめました!
またケージの選び方だけでなく、後半では遊び場にオススメなレイアウトについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください!
ケージの種類
まずは「1.素材と大きさ」について見ていきます。
代表的な3種類のタイプのケージには、このような特徴があります。
金網タイプ
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昔ながらのポピュラーなケージで、やや鳥かごに似たような見た目です。
【メリット】
*安くて種類が豊富
*通気性がいい
*軽量で持ち運びしやすい
【デメリット】
*金網や出入り口に腕や足をはさんで骨折したり、天井から落下して脊椎を痛めたりする危険性が高い
*金網をかじって歯が折れたり、変形したり、切歯を痛めたりと、身体的に心配な点が多い
*遮音性と保温性は低い
安価で購入しやすいタイプですが、ハムちゃんが骨折してしまう可能性を考えると、なるべく他のタイプを選んだ方が安心かもしれません。
水槽タイプ👑
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側面がガラスなどで囲まれたシンプルな構造のケージです。
【メリット】
*壁面をよじ登ることができないのでケガをする危険は少ない
*ケージをかじって口の中をケガしたりかみ合わせが悪くなったりしにくい
*保温性に優れている
*上部が空いているのでお世話がしやすい
*ハムちゃんを観察しやすく側面からでも写真を撮りやすい
シンプルなので障害物がなく、高齢化したときバリアフリーにしやすいのも使い勝手がいいですね。
【デメリット】
*湿気がこもりやすい
*上部から手を入れてお世話をするので(鳥が天敵のハムスターを)怖がらせることがある
*アクリル製は高価、ガラス製は重たい
湿気がこもりやすく日々のお手入れが重要ですが、扱いやすさと安全性からみて初心者の方に1番オススメのタイプです。
プラスチックタイプ
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全体がプラスチックで作られていて、比較的カラフルで複雑な構造が多いケージです。
【メリット】
*デザインが豊富でカラフル
*回し車やトンネルなどが初めから備わっていて多機能なものが多い
*保温性に優れている
*遮音性があり静かに過ごせる
*軽量で持ち運びしやすい
【デメリット】
*サイズが小さいものが多い
*複雑な形状なので掃除がしにくく不衛生になりやすい
*通気性が悪くニオイがこもりやすい
軽くて扱いやすく保温性も良いですが、やや風通しが悪いので日々のお手入れが大切です。
プラスチックタイプのなかには、底と側面がプラスチックで天井部分が金網になっているものもあります。
大きさの目安
ハムスターはひとつのケージで1匹を飼う『単独飼育』が基本です!
(ケージを分けることで、なわばり争いのケンカや予定外の繁殖を防ぎます。)
もしも複数のハムスターを飼いたいのであれば、飼育するハムスターの数だけケージを用意しなくてはいけません。
その場合は『お部屋の設置するスペース』と『ケージの大きさ✕飼育数』も考えて選ぶ必要がありそうです。
ゴールデンハムスターなど中型種
最低でも幅60㎝×奥行40cm以上の大きさが必要になります。
ハムスターは全般的に運動量が多い生き物なので、広ければ広いほどベストです!
なるべく床面積が大きくて動き回れるものを用意してあげたいですね。
そしてハムスターは視力が弱いので、遊具を登るなどの上下運動は必要ありません。
なのでケージの高さはそれほどなくても大丈夫ですが、脱走防止のため巣箱に乗っても天井に届かないくらいの高さは必要です。
ケージのふたは押し上げて脱走できない程度の重さがあるものを選びます。
ドワーフハムスターなど小型種
ひと回り小さい幅40㎝×奥行30cm以上の大きさが必要です。
体が小さい分ケージもやや小さくてかまいませんが、やはり運動量は多めなので、ほかの飼育用品を置いても十分に余裕があるサイズを選びます。
どの大きさのケージでも『掃除がしやすいかどうか』は、非常に重要なポイントです。
あまりに構造が複雑だと細かいすき間に汚れが溜まりやすくなりますし、重たすぎて全体を水洗いしにくいものも不衛生になりがちなので、なるべく避けた方が無難かもしれません。
ちなみに、衣装ケースなど天井が開いているものをケージとして使う際は、ハムちゃんを安心させるためにも普段は天井を閉めてあげましょう。
通気性のいい蓋をDIYするか、布をかけてあげてもGoodです!
ケージの設置場所に良い条件
ハムスター用のケージを設置するのに適した条件は、おもに下記の5つがあります。
■落下物などケガをする危険性がないこと
■湿気がこもらないこと(目安の室温:18~21℃、湿度:40~60%)
■直射日光があたらない、なるべく日中の寒暖差が激しくないこと
■エアコンの風が直接あたらないこと
■大きな騒音や振動がないこと
ハムスターのケージを設置するときは、床に直接置くのではなく棚や家具の上に設置した方が、振動とか音の伝わりを抑えられます。
クーラーや冬場の冷たい空気も部屋の下に溜まりやすいので、温度差を作らないようなるべく腰の高さくらいまで設置場所を上げたいですね。
またハムスターは明暗サイクルに過敏で、明るい時間が長すぎたり、逆に短すぎたりすると、ストレスを感じてしまうことがあります。
設置場所が薄暗いと冬眠を誘ってしまう場合もあるので気をつけなければいけません。
基本は『人が快適に過ごせる環境=ハムちゃんが快適な場所』と考えていればOKです!
ハムスター用ケージの基本のレイアウト
ここからは「2.付属するパーツ」についてです。
ハムスターが生活する上で、必ず用意しなくてはならない必需品をご紹介します。
水入れ、フード入れ
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フード入れ・・・簡単にひっくり返りにくい、安定感のある器を用意します。
水入れ・・・ハムスターが飲みやすい高さに給水器を設置します。
お水をフード入れのような器に入れて置くと、ハムスターが中に入って体を濡らしてしまい、病気にかかる恐れがあるので避けた方が安心です。
ハムスターは巣箱の中に食べ物を貯め込む習性があります。
毎日チェックして、貯め込んでいる食べ物があれば全部、あるいは湿ったりカビたりしているものだけを取り除き、ケージ内を清潔に保ちましょう!
トイレ
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ハムスターは決まった場所で排せつする習性があるので、トイレ砂を入れた容器を設置します。
大きさの目安は、ハムスターがトイレの中で楽に体勢を変えられるサイズがベストです。
たまにトイレを使ってくれなくて、ケージの隅をトイレ代わりにしちゃう子もいますが、トイレを無理に強要するのはNG!その際はトイレは設置せず、こまめに掃除して床材を入れ替えるようにします。
また、体の清潔を保つために砂浴びを行うのもハムスターの習慣です。
別で砂遊び容器を用意してあげると一番良いですが、トイレ砂で砂浴びをしちゃう子もいます。
その場合しっかりと掃除されたトイレの砂であれば問題ありません。
回し車
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回し車はハムスターが運動不足にならないためにも設置しておきたい必需品です。
ただし選ぶときに注意したいのが、すき間に足がはさまってケガをしないような構造で、ハムスターの体のサイズに適した大きさであること!
回し車が小さすぎる場合、走るときに背中を逸らして回さなければならず、背骨が沿って変形してしまうなど体に大きな負担がかかります。
逆に大きすぎると、使用中に遠心力で飛ばされてしまい危険なので注意しましょう。
野生だと長距離を移動する夜行性のハムスターなので、夜中に一生懸命カラカラと長時間まわっている子も多くいます。人が寝不足にならないためにも、静音タイプの回し車がおすすめです。
巣箱
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ハムスターはもともと地中に穴を掘って暮らす生き物なので、身を隠せるせまい場所があると落ち着きます。
巣箱を選ぶ際はハムスターの体の大きさを基準にし、広すぎず狭すぎないサイズを選びます。
だいたいの目安としては、中の空間が体の大きさの3倍程度あるものがちょうどいいくらいの広さです。
巣箱には、遊び場とくっついているものから、布で出来たベッドまでいろいろな素材や形があります。
木製は“かじり木”の代わりにもなったり、陶器製は丸洗いしやすくて菌が繁殖しにくかったり、紙製の空き箱は汚れたら手軽に取りかえられたりと、メリットもそれぞれです。
ケージのサイズにもよりますが、タイプの違うものを複数用意してあげるとハムちゃんが気分で使い分けできていい感じかもしれません。
ハムスターの好みを探りつつ、いろいろなタイプを試してみたいですね。
床材
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地中に穴を掘って暮らすハムスターは、巣箱と巣材を与えると自分で上手に巣を作ります。
なので基本的にケージ内には、ウッドチップ・新聞紙・わら・切り草・牧草・ペーパーチップなどの床材を敷いておきます。
いろいろな床材がありますが、綿の床材はハムスターの足に絡まってケガをすることがあるので危険です。誤食して胃腸に詰まらせる可能性もあるのでオススメはできません。
アレルギー反応がないかを見ながら、好みの床材を探してあげましょう。
ちなみに冬場は寒くないようにシートタイプのヒーターを使いますが、暑くなりすぎたときにハムちゃんが逃げられるようヒーターはケージの床の半分だけをあたためるようにします。
残りの半分には床材を少し多めに入れてあげてるといい感じです。
ハムスターが喜ぶおすすめの遊び場
必需品以外にも『与えるとハムちゃんが喜ぶアイテム』はいくつかあります。
今回はその中でも取り入れやすいものを、一部ご紹介します!
ハムスターやモルモットは歯が一生伸び続ける『げっ歯類』という種類です。
削られることなく伸び続けると不正咬合(ふせいこうごう)という状態になる恐れがありますので、歯の伸びすぎを防ぐためにもハムちゃんにとってかじり木は重要なアイテムです。
ガジガジとかじり木をかじることは歯が削られて伸びすぎるのを防ぐだけでなく、ストレス解消にも役立ちます!
かじり木には、ケージの壁面に取り付けるタイプや床に設置する置き型タイプなどいろいろあるので、お使いのケージに合わせて選べます。
もし『せっかくかじり木を用意したのにあまりかじってくれない…』という場合は、同じ効果が得られる硬めのおやつもありますので、好きそうなもので試してみると良いかもしれません。
食品用のラップの芯も、ハムちゃんの遊び場として活用できます!
トイレットペーパーも形状は似ていますが薄くて柔らかいので、硬めなラップの芯の方が安心です。
そのまま与えてもトンネルのように遊ぶこともできるし、穴をあけて連結するなど凝ったトンネルをDIYしても◎。端っこをガジガジかじるのも好きですよ!
ひとつ注意したいのは、トンネルが長すぎるとハムスターが中から出てこない場合に取り出せなくなってしまうので、ラップの芯はカットして短めのものを繋げるようにするのがオススメです。
ハムスターが余裕を持って入れる大きさの器に、砂浴び用の砂を入れて設置します。
砂浴びは大好きな習慣なので、設置すれば喜んで入ってくれると思います。
もし中で排せつしてしまう場合は、なるべくこまめに砂を入れ替えて掃除してあげてください。
ずっとケージの中で遊んでいても飽きてしまうので、ハムちゃんの気分転換のために別のスペースに迷路をDIYする、という方法もあります!
段ボールを細長く切ったものを立てて貼り付けて壁を作り、ハムちゃんが十分に歩き回れる広さの迷路をDIYする方は多くいらっしゃいます。
しっかりした素材で作成することもできますが、そのうちルートを作り直したり処分したりすることを考えたら安価な段ボールを利用して作るのがおススメです。
いちばん工作感のある遊具なので、完成品でハムちゃんが遊んでくれたときはきっと喜びもひとしおですよ!
遊び場の情報はこれからも追加していきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!