こんにちは、よしのです。
本日も当ブログにご訪問いただきありがとうございます!
今回のテーマは『ペットに人気な鳥の種類と特徴』です。
平安時代は貴族のペットだった鳥類
鳥を飼ってみたいけど、いろんな種類がいて迷っちゃう…
初心者にも飼いやすい鳥ってどれだろう?
なついてくれる鳥がいいなぁ
そんな風に迷っている方必見!
ペットとしてよく飼われている鳥のなかでも、特に代表的な6種類についてご紹介します。
それぞれに特長や平均寿命が違いますので、ご自身に合った鳥を見つけましょう。
ペットにしたい人気の鳥類★6選
現在、鳥は世界中におよそ1万種類もいると言われています。
その中から、今回は下記の6種類について見ていきましょう。
名前 | 種類 | 例 |
---|---|---|
①インコ | オウム目インコ科 | セキセイインコ、コザクラインコ |
②オウム | オウム目オウム科 | タイハクオウム、ヨウム |
③ジュウシマツ | スズメ目カエデチョウ科 | ジュウシマツ |
④ブンチョウ | スズメ目カエデチョウ科 | ブンチョウ |
⑥ニワトリ | キジ目キジ科 | ホワイトレグホン、チャボ |
⑤カナリア | スズメ目アトリ科 | ローラーカナリア、レモンカナリア |
ペットとして飼われているのは『スズメ目』と『オウム目』が圧倒的に人気です。
スズメ目 | ・くちばしが円錐形で前を向いている ・指は3本が前向き、1本が後ろ向きの三前趾足(さんぜんしそく) ・両足をそろえてピョンピョン飛びはねるホッピングで移動する |
オウム目 | ・くちばしが鉤型で下に曲がっている ・くちばしの上にろう膜がある鳥もいる ・指は前後に2本ずつ分かれた対趾足(たいしそく) ・左右の足を交互に動かすウォーキングで移動する ・冠羽があるのはオウム目オウム科のみ |
ちなみに、『スズメ目』の中でも小型なホオジロ科、アトリ科、カエデチョウ科、ハタオリドリ科の約700種類は、総称してフィンチ(finch)と呼ばれています。
フィンチではジュウシマツやブンチョウの他に、キンカチョウ、コキンチョウなども人気です。
①インコ
野生で暮らすインコは、オスがつがいのメスに食べ物を運んだり侵入者から守ったりと、家族愛がとても強い種類です。
また、インコはものまねが得意なので、おしゃべりしてくれる種類もいます。
ヒナの頃から育てると人によくなつき、手乗り鳥として触れ合えるのも人気の理由のひとつです。
品種には、模様はハルクイン系やオバーリン系などの5種、色彩はグリーン系・ブルー系・イエロー系・イエローフェイス系・ぶち系などの5種がいます。
頭がよく、体が丈夫で飼いやすいだけでなく、カラーバリエーションが豊富なので好みの種類を見つけやすいのも特長です。
【小型インコの一例】
名前 | 体長 | 平均寿命 | 特徴 |
---|---|---|---|
セキセイインコ | 約18㎝ | 約8年 | 人に懐きやすい。オスは人の声や音のものまねをする。 |
コザクラインコ | 約16㎝ | 約10年 | 人にとても懐き甘える。おしゃべりはせず鳴き声が甲高く大きめ。 |
マメルリハインコ | 約12.5㎝ | 約10年 | 好奇心が旺盛。声が小さくおしゃべりは苦手。ブルーが人気。 |
【中型インコの一例】
名前 | 体長 | 平均寿命 | 特徴 |
---|---|---|---|
オカメインコ | 約33㎝ | 約15年 | おとなしく人によく懐く。臆病な一面もありパニックを起こすことも。 |
シロハラインコ | 約23㎝ | 約25年 | 遊ぶのが大好きでたくさんのスキンシップを好む。おしゃべりは苦手。 |
アキクサインコ | 約19㎝ | 約12年 | 目が大きく温和な性格。鳴き声は小さめ。羽はピンク色が主体。 |
インコの中でも多く飼われているのは、セキセイインコやコザクラインコです。
特にコザクラインコは、オスとメスの仲が非常に良いことから『ラブバード』と呼ばれています。
②オウム
一般的にオウムと呼ばれるのは、大型インコ・オウム類です。
インコと同様、人懐こくてものまねが得意な種類もいます。
全体的に賢くて人とも仲良くなれますが、くちばしや爪の力が強いので、噛まれたり足でつかまれたりしないよう注意しなければなりません。
また鳴き声の大きい種類が多いので、飼育環境にも十分な配慮が必要です。
【オウムの一例】
名前 | 体長 | 平均寿命 | 特徴 |
---|---|---|---|
タイハクオウム | 約45㎝ | 約40年 | とても頭がよく芸やものまねが上手。飼い主を独占したがる一面も。 |
クルマサカオウム | 約35㎝ | 約40年 | ピンク色の体と冠羽が美しい。神経質で声が大きく攻撃的な一面も。 |
ヨウム | 約33㎝ | 約50年 | 知能が高くおしゃべり好き。攻撃性がなく大型の中では飼いやすい。 |
上の表にあるとおり、どの種類も寿命がとても長いので「ちゃんと最期まで面倒をみられるかどうか」を、飼い始める前にきちんと検討しましょう。
③ジュウシマツ
フィンチの仲間でもあるジュウシマツは、江戸時代から品種改良されて日本で誕生した小鳥です。
ノーマルは白地に黒または黒褐色または黄褐色の模様をしていますが、全体的に白い部分が多い小斑(こぶち)、全体が白い一色など、およそ7品種がいます。
体長は約10㎝~13㎝と小柄で、平均寿命は約5年とそれほど長くはありません。
ですが体は丈夫で、温和な性格なので人とも他の鳥とも仲良く過ごしてくれます。
子育ても上手なので、つがいで飼うと増えやすいのも特長です。
あまり繁殖させたくない場合は、オスとメスのケージを分けて飼うことをおススメします。
④ブンチョウ
ブンチョウもジュウシマツと同じくフィンチの仲間で、江戸時代から飼われてきたペット歴の長い小鳥です。日本ではじめてペットとして飼われました。
体が丈夫で愛嬌もあるので飼いやすく、現代もペットとして人気があります。
体長は約14㎝で、平均寿命は約7年ほど。ノーマルは白とグレーの模様ですが、全身が白い品種やアルビノ、淡い色のシナモン・シルバー・ファルブなどもいます。
ひとつ注意点としては、性質がやや攻撃的で自分より弱い鳥を攻撃しちゃうので、他の鳥種と同じケージで飼うことができません。
たとえブンチョウ同志でも相性が悪ければ激しくケンカすることもあるので、多頭飼いの際は気をつけましょう。
⑤カナリア
もともとカナリアは、その飼いやすさと美しさからヨーロッパでペットとして可愛がられていて、江戸時代末期に日本でも飼われるようになりました。
体長は約11㎝~20㎝と幅広く、平均寿命は約10年。
主にさえずるのはオスのカナリアです。
観賞用の鳥として多くの品種化がされてきましたが、大きく分けると
・鳴き声を鑑賞する【鳴きカナリア】
・姿勢を鑑賞する【スタイルカナリア】
・色彩を鑑賞する【カラーカナリア】
の3種類に分けられます。
鳴きカナリア | ローラーカナリア |
スタイルカナリア | 細カナリア、巻き毛カナリア、スコッチファンシーカナリア、ボーダーカナリア リザードカナリア、ヨークシャーカナリア、ノーウィッチカナリア |
カラーカナリア | 赤カナリア、レモン(黄)カナリア、白カナリア |
カナリアの基本的な性格は臆病で警戒心が強く、特にオスのカナリアはやや攻撃的なので、なるべく多頭飼いは避けましょう。
もとは人懐こいタイプではありませんが、愛情をかけて長く過ごしているうちに徐々に慣れて仲良くなれますよ!
⑥ニワトリ
ニワトリは、かわいい黄色のひよこから赤いトサカの立派な大人になるまで、飼育しながら変化を楽しめるのが人気です。品種は約500品種、世界中に約70億羽いるといわれています。
また、ニワトリの分類には肉用・採卵用・観賞用・闘鶏用などがいます。
日本ではさらに、姿態観賞用・鳴き声観賞用・闘鶏用・その他へと分類されています。
体長は約50㎝~70㎝でオスの方がひと回り大きく、平均寿命は約10年です。
性格は警戒心が強く神経質な一面から、やや攻撃的で人に慣れるまで時間はかかりますが、ひよこの頃から大切にお世話をすることで、早くから懐いてもらえるでしょう。
ニワトリのメスは、孵化してから4か月くらいたつと卵を産むようになります。
その後も休産期をはさみながら2歳前後までは採卵できるので、育てる楽しみも多いですね。
忘れちゃいけないのは、卵を産まなくなってからも彼女の人生は続くということ。
最期の日まで、最愛のペットとしてかわいがってあげてくださいね!
小鳥が手乗りになる条件とは?
鳥のヒナには、最初に目にしたものを親だと思い込む『刷り込み』という性質があります。
その性質を利用して、ヒナの頃から人の手で食べ物を与える『挿し餌』で大切に育てることで、早くから人に慣れて手に乗ったり肩や頭に乗ったりするようになるのです。
鳥の種類によっては、大人になってからも手乗りへと育てることもできます。
適している◎・・・ブンチョウ、セキセイインコ、オカメインコ
まあまあ○・・・ボタンインコ、コザクラインコ
そこそこ△・・・ジュウシマツ、カナリア
また、今はペットショップでも初めから『手乗り』として、人に慣らしてある状態で小鳥を販売しているところもあります。
手乗りする鳥を飼いたいけど「初心者なので挿し餌からうまく育てられるのか不安・・・」という方は、そういう小鳥をお迎えするのもアリかもしれませんね。